白鴎大学 HAKUOH UNIVERSITY

法学部

教員紹介詳細

教員氏名 清水 正義(シミズ マサヨシ)
職名 法学部長・教授
最終学歴・学位 東京大学大学院社会学研究科博士課程・国際学修士
専門分野 西洋史学
学協会活動 歴史学研究会、歴史科学協議会、歴史学会
【主な著書・論文等】
〔著書〕
『戦争責任とは何か』かもがわ出版、2008年9月
『「人道に対する罪」の誕生 ニュルンベルク裁判の成立をめぐって』丸善プラネット、2011年8月
〔論文〕
「ニュルンベルク裁判の成立と『人道に対する罪』」『現代史研究』第40号(1998年12月)
「『人道に対する罪』の成立」VAWW-NET Japan編『戦犯裁判と性暴力』(緑風出版、2000年)
「ナチ戦争犯罪情報公開法の成立について」『白鴎法学』第18号(2001年11月)
「共同謀議論はなぜ必要とされたか」『季刊戦争責任研究』35号(2002年春期号)
「記憶と歴史学についての断章」『白鴎法学』第20号(2002年11月)
「第一次世界大戦後の前ドイツ皇帝訴追問題」『白鴎法学』第21号(2003年5月)
「ヴェルサイユからニュルンベルクへ」『白鴎法学』第23号(2004年5月)
「ニュルンベルク裁判成立史研究の動向」『白鴎法学』第25号(2005年5月)
「歴史学の社会的役割をめぐって」『白鴎法学』第28号(2006年11月)
「War Guilt Problems in Japan」『白鴎法学』第30号(2007年11月)
「戦争責任と植民地責任 もしくは戦争犯罪と植民地犯罪」『「植民地責任」論 脱植民地化の比較史』(青木書店、2009年)
「イギリスのナチス犯罪組織成員処罰政策」『白鴎法学』第34号(2009年11月)
「「植民地責任」論をめぐって」『白鴎法学』第35号(2010年5月)
「平和に対する罪について」『白鴎法学』第36号(2010年11月)
「第一次世界大戦とアフリカ」『白鴎法学』第40号(2012年12月)
「パリ講和会議と賠償問題」『白鴎法学』第43号(2014年12月)
「強制収容所とナチス犯罪」『白鴎大学論集』第31巻2号(2017年3月)


◆◆◆◆◆ その他 研究内容・学生へのメッセージ ◆◆◆◆◆
【問題関心】
 第一次世界大戦前後のドイツの対外政策、とくにその対ソ政策の分析が当初の研究分野であり、外相シュトレーゼマンの対ソ政策、1922年の独ソ間のラパッロ条約の成立過程について研究した。その後イギリスの第一次世界大戦期の戦争目的政策、反戦運動、対ハプスブルク帝国政策などの研究を経て、一般に戦争目的、戦争責任といった分野に興味を持つようになった。その関連で、第二次世界大戦におけるドイツならびに日本の戦争責任問題や戦後補償問題についても関心を持ち、戦後賠償の意義についてヴェルサイユ条約以後の変遷を追究するとともに、戦後補償についてドイツを中心に世界各国の比較研究を行っている。近年は、第二次世界大戦後のドイツ戦争犯罪人を裁く国際軍事法廷(ニュルンベルク裁判)の成立史を研究し、法政策研究所叢書として上梓したことを区切りとして、目下、第一次世界大戦について研究の焦点を移している。

【現在の研究テーマ】
 第一次世界大戦の歴史的意義の追究が現在の研究テーマであり、そのひとつの側面として戦後のパリ講和会議における賠償問題について研究を進めている。また第一次世界大戦の諸相を明らかにすべく、アフリカ戦線における大戦の状況を調べている。

【学生へのメッセージ】
 人間社会の変動速度がかつてないほど速まっている。人間の価値観、真善美の意識もめまぐるしく変わっている。モノと情報の移動するスピードがこんなに速くなっているのだから当然かも知れない。一方、動物としての人間はそう簡単には変化しない。人間の社会的速度と自然的速度が明らかにずれてきているように思う。学生の皆さんに期待するのは、こういう超スピード時代に4年間だけ猶予期間をもらったと思って自分の歩みをちょっと止めてみることだ。真理追究の場、人間形成の場としての大学の意味が失われたとは思えない。社会の変化を気にせず何かをゆっくりじっくりやってみる時間も必要ではないか。