About 教職支援センター
について

センター長挨拶

センター長 上野 耕史 の顔写真

新型コロナウイルス感染症や様々な自然災害が日本を襲う中でも我が国の国民は、一人一人が身につけてきた資質・能力を活用してこれらの課題を乗り越えてきました。このような資質・能力は、これまで行われてきた教育の成果であり、本学もそのような教育を担う優れた教育者を数多く輩出してきました。

しかし、今後これまで以上に大きな問題が発生する可能性はゼロではありません。加えて、ネットワークやAI等の発達によってあらゆるものを取り巻く環境が複雑さを増し、将来の予測はこれまで以上に困難となってきています。そのため、これからの社会を生きる国民には新たな資質・能力が求められており、それらを育成する教育者の責任もより一層大きくなると思われます。そして、このような状況に対応するために令和4年4月に新設されたのが本学教職支援センターです。

本センターでは、実践的指導力と専門性を兼ね備えた教員を養成するための大学―学校現場往還型カリキュラムの管理・運営や、都道府県等が求める資質能力を育成するための教員採用セミナー・教職ガイダンス等の実施とともに、本学の教職課程全体の自己点検・評価等を行い、常に教職課程カリキュラムの改善・充実を図ってきました。

また、現場で働いている教職員の皆様の学び続けたいという願いに応えるために、現代的学校教育課題を解決する資質・能力の育成を目指した研修を参加しやすい形式で開催するとともに、教育実習等でご協力いただいている皆様への研修資料の配付等も行ってきました。

その成果として、多くの学生が教員として全国に旅立つとともに、本学の研修会等にも多くの皆様に参加いただいています。

そして、本学を卒業した教員が活躍する様子や、研修に参加してくださった方々からのご意見を通して、教育の現場では今何が課題なのか、その解決のためにどのようなことが求められているのかといった情報を得て、今後の改善方策が明らかになるなど、本センターでの取組は私たち大学の教職員にとっても貴重な学びの場ともなっています。

学生や現場の教職員の皆様が本学を大いに利用・活用し、本学の教職員も学生や現場の教職員の皆様からたくさんのものを得ていく、このような関係をより一層深め広げていくことで、全ての人が幸せになれる社会を築く力を育てる教育の実現を目指したいと考えています。今後も様々な取組を進めてまいりますので、ご指導・ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

教職支援センター長 上野 耕史