教員氏名 | 黒田 勉(クロダ ツトム) |
職名 | 教授 |
最終学歴・学位 | 明治大学大学院経営学研究科博士課程修了・商学修士 |
専門分野 | 経営学(社会対応経営論) |
学協会活動 | 日本経営学会 |
【主な著書・論文等】 |
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〔著書〕
『素描・経営学原理』(共著)1985年4月、学文社 『社会対応経営』(単著)1995年9月、白桃書房 『社会対応経営基本論』(単著)2002年2月、白桃書房 『社会対応経営論としての経営学』(単著)2015年2月、東京図書出版 〔論文〕 「企業組織文化の本質的行動規制」 (単著)2005年9月、『白鴎大学論集』第20巻第1号(白鴎大学)所収 「企業と公衆の関係」 (単著)2007年3月、『白鴎大学論集』第21巻第2号(白鴎大学)所収 「経営倫理とCSR」 (単著)2007年8月、『経営倫理』№50(経営倫理実践研究センター)所収 「商品を見つめる消費者像」(単著)2011年9月、『白鴎大学論集』第26巻第1号(白鴎大学)所収 「社会対応経営論 ― 公衆の立場からの経営学 ― 」(単著)2013年9月、『白鴎大学論集』第28巻第1号(白鴎大学)所収 ◆◆◆◆◆ その他 研究内容・学生へのメッセージ ◆◆◆◆◆ 【問題関心】 これまで日本で論じられてきた経営学の多くは、企業を中心としたいわゆる事業体側からタスク環境(例:顧客、労働者、株主、競争相手、取引先)へアプローチする方法に重点を置いてきた。しかし、今日では、タスク環境自体が社会環境(例:公衆、地域社会、自治体・行政体)から多様な影響を受けており、またそれらの諸環境の構成要素間の関連性も企業にとって考慮しなくてはならない時代を迎えている。そのために、今日の経営学自体が、タスク&社会環境とその構成要素間関係とに対する把握の仕方を、検討し直す時期にきているものと考えられる。 【現在の研究テーマ】 1.企業にとってのステークホルダー(利害関係者)間の関係を、「公衆」を原点に据えて考察する『社会対応経営論』の構築を目指している。 (注)『社会対応経営論』とは、私的な名称に過ぎず、経営学界において一般に通用する名称にはなっていない。 2.「日本において経営学とは何か」、という素朴でありながらも、難題でもあることに大きな関心がある。経営学が一つの学問であるならば、経営学は他の学問分野と異なる特徴を持っていなくてはならない。それを探るためには、初めに、いつ頃から経営学という名称が日本で使用され、同時にそこにはどのような意味が含れていたかを明らかにし、次に、現代において経営学という名称の下に、どのような課題・対象・体系が主張されるようになってきたかを明らかにする必要がある。このような問題意識は他の学問(例:社会学)でも普遍的に探究され続けているが、経営学を学ぶ者にとっても統一的な合意が得られないと思われても、その探究心を持ち続けることが重要であると考えられる。その心がけをおろそかにすると、自分の軸足が定まらず、主張が拡散してしまうのである。 【学生へのメッセージ】 勉学に励むことは当然として、次の3点に留意した時を過ごしてほしい。 ・日本的スポーツを行う ・芸術に親しむ ・外国語を身につける |